2010年11月02日

葉が落ちる今頃に挿し木??


昨日、仕事がらみで曇り空の下片道小一時間ほどかかるところまで歩いて往復しましたが、その途中の山道に、実のなったマタタビの枝を見つけました。
 

マタタビは、同じマタタビ科(あるいはサルナシ科)のキウイ・フルーツと同じように雌雄異株(=オスの木とメスの木がある)で、ごくまれに雄花と雌花の咲くものがあるのだそうですが、実はメスの木になるということはわかっていても、そのメスの木を探すとなるとなかなか見つからないもののようです。
 

雨上がりの水滴が落ちるのを物ともせず、頭上よりも若干高い位置にあったその木の枝を何とか折り取ることに成功しました。実が一つついているので確かにメスの木の枝にちがいありません。
 

さて。折りしも葉は落ちかける晩秋に、いくら「時期を選ばないでよく発根する」といわれているからといって、挿し木をして根付くものかしら、とも思いましたが、ものは試し、と挿し木をしてみることにしました。
 

折り取ってきた枝を、今年育った新しい部分のみ、去年育った部分をつけたものなど幾種類かを、枝をバケツの水の中で切ってそのまま水に挿しておきました。
 

今朝、よく水を吸ったはずの枝を鹿沼土、赤玉土などを混ぜた用土を用意して挿し木し、水遣りして屋内の暖かくも寒くもないところに置いておくことにしました。
 

春までの間にひょっとすると発根するかもしれないし、春が来て暖かくなる頃まで枝が生きたまま保存できれば、新芽が出るにつれて発根しないかしら、と。
 

たまたま通りかかった山の道端の、何本もの枝が絡まったマタタビのどの枝がメスの木の枝かを春の新芽が出るころまで記憶しておくか、目印をつけておくことができれば挿し木をし発根させるためのより好ましい時期を選ぶことができるでしょうが、山の持ち主も居られるはずですし、人々の目があることでしょうし、なかなか思うようには行きません。
 

こんな時期に挿し木をして、と思われる方ばかりかもしれませんが、植物の生命力というのは時々計り知れない不思議を見せてくれることがあるようです。
 

筆者は去年の今頃当地へ引っ越してきましたが、旧居にはハギの園芸種「エドシボリ」の大きくなったひと本があり、萩の挿し木など簡単なもの、と枝を一本持ってきたのでした。
 

その枝を土の中に埋めておき、春に取り出して挿し木(=春挿し)をしたところ、無事に芽は出てきたのですが発根がうまくいかずに結局緑の葉や若い枝は枯れてしまいました。
 

その棒のようになった残骸をそのまま放置し、時々付近に置いたポット苗や鉢物に水遣りをする際に水がかかっていたのかもしれません。
 

今秋、再度我が家の引越し以来誰も住んでいない旧居に行ってみる機会があり、萩「江戸絞」の太い根を採取して「根伏せ」をしようとしましたがなかなか太い根を採ることができず、仕方がないので枝を一本折り取って持ち帰ることにしました。
 

その枝をバケツの水の中で「水切り」して一晩水に浸けておき、今春に挿し木したポットがあったことを思い出し、中身を出して新しい用土を詰めて挿し木をしようか、と。
 

ポットから何気なく三本のハギの枯れ枝を抜いて処分しようとして、中の一本が発根しているのに気がつきました。
 

何と、春に一度発芽し、その枝が枯れて枯れ木同然となった15センチ足らずの枝は、来年のための芽をつけ、根まで出していたのでした。ならば、前日に採取してきた枝とともに新しい用土で挿し木し直してみようか、と。
 

ハギの挿し木は「密閉挿し」の方が上手くいくのだそうで、鉢の周囲をラップ剤で覆っておくことにしました。

今日挿したばかりのマタタビも、このハギのような具合に何とか発根してくれないものかしら、と。
 

両方とも来春まで枝が何とか持ちこたえてくれれば、若木が手に入るかもしれませんが、どうなることかしらん。
 
なお、我が家の二匹の猫たちに、試みにマタタビの要らない枝の切れ端を与えてみたら、大ネコ(避妊手術済みのメス)もチビネコ(生後三ヶ月足らずのオス)もほとんど反応なしでした。冬の間挿し木をした鉢をイタズラされずにすむかも。時々点検するつもりですけれど。
 
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2010年07月19日

セロジネ・インターメディアの生命力

当地も梅雨はどうやら明けたといっていいようです。去年はいつまでも雨が続いたことを思えば、今年も梅雨が明けないのでは、とささやかれた寒い春のことを思うと、ヤレヤレ、とホッとします。転居以来なかなか思うように事が運ばなかった「趣味の菜園」も、植えたばかりの木や植物も、鉢物の今後の育ちを思いやると。 さて。 普通、セロジネの株分けの際には、葉のついたバルブを三つは付けて分けるようにといわれることが多いようですが、我が家のセロジネ・インターメディアの鉢は、去年育ったバルブの一つだけが他の四つとは逆の方向に向かっていましたので、葉のついたバルブは二つだけですがバックバルブを出来るだけたくさん付けて分けることにしました。
0515coel_Intermedia_devided.jpg
一枚目の画像は、今年の5月15日に株分けした直後のものです。 大きい方は、去年育った4つのバルブからまずは一つずつ4つの新芽が伸びてきて、それぞれの先が割れて葉が開き始め、発根も始まり、各バルブにもう一つずつの新芽が動き始め、8本の芽が育ちつつあります。このままもし全ての新しいバルブに花茎が立てば、さぞやすばらしい鉢物になることでしょうが、それはさておき。 もう一つの小さい方がなかなかすばらしい生命力を発揮してくれているのを今朝見つけてびっくりしました。
0719coel_Interm_small.jpg
二枚目の画像、丸で囲んだ黄色い数字はバルブの古い順番、赤い楕円で囲んだ芽は去年育った4番バルブから大きい鉢と同じように先に伸びた新芽と後から出てきた二つ目の新芽ですが、水色の楕円で囲んだ新芽二つは、何とバックバルブ、少なくとも2008年以前に育ち、すでに葉が落ちてしまった古いバルブから出てきたものです。 この小さな株は、何と4つもの新芽を育てつつあることになります。 一枚目の画像の大きい鉢の方は、この先秋になって花芽がいくつ出てもそのまま咲かせてみようかと楽しみにしておりますが、この小さい方の鉢は、花芽がついても摘んでしまうつもりにしておりましたが。 この、古いバルブからも新芽を二つも出してきた生命力を、ぜひ来年以降旺盛に育つ方に回してもらいたいと思うのですが、成り行きによっては一つぐらい花芽を残してもいいかも、などと気分が揺らいでしまうかも、楽しみが一つ増えたかしらん。 ☆ 多忙につき、しばらく当ブログ「思いつくまま」の更新が滞ってしまっております。とりあえず7/16から今日までの4日分の近況を公開しました。
posted by くーろ at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 植木・鉢物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

ゴールドクレスト・ウィルマの挿し木、発根

4・5月と曇りの日ばかりで日照不足の低温の日が続いていたころ、それでもそろそろ、とゴールドクレスト・ウィルマの鉢替えをしたのが4/11のことでしたが、その際に樹形をはみ出していた枝を挿し木したのでしたかしら。 針葉樹の挿し木は発根しにくい(だろう)というので、密閉ざしをした方がよさそうだけれど、さてどうしたものか、と。「密閉ざし」は、深い鉢の底の方に用土を入れて挿し木し、鉢の上をガラス板などで覆っておくという方法が一般的なようです。 が、筆者が今回試してみたのは、紙コップの底に穴を開け、挿し木用の清潔な用土を入れて挿し木し、ラップ剤で紙コップの上部を覆って輪ゴムで止めておき、ラップ剤の上は中が蒸れないように開放したり閉じたりできるようにしておくというものでした。 ウィルマは無事に発根してくれるものかどうか、と一向に根らしいものが出てこないものの、葉は生き生きと緑色を保っていたので、時々用土を水で洗うために大量の水を入れて紙コップの上から注ぎ出すようなことをしながら様子を見てきましたが、今朝、根が出ているかどうかを見るためにひと月に一度の検査と称して用土をそっとどけてみました。 最初三本挿したうち、一本は葉が枯れて二本残ったうちの一本から、晴れて根が出ているのを確認しました。もう一本にも、発根の兆しと思われる細胞の白い盛り上がり「カルス」らしいものが数箇所確認できます。
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一枚目の画像は、向かって右が発根したウィルマの挿し穂、左の黄色の円の中がカルス形成(?)、発根してくるといいな、という箇所。 それにしても、三ヶ月以上かかったもののよく発根したもの、とこのままもう少し様子を見ながら時期を見て鉢上げをしようかしら、と。多分秋の半ば頃に、そして今冬は屋内で冬越しをさせなければ。 発根を確認したあと、ウィルマ二本は元のようにラップ剤で覆っておくことにしました。
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二枚目の画像は、ウィルマの挿し穂がこの三ヶ月あまりの間過ごした様子。 ちなみに、この挿し木苗は台所の窓際に置いてあります。目下、同じ「密閉ざし」の要領でミツマタの小さな枝が一本、少々変わった花の咲くサツキの枝が普通に挿し木してあり、カニバサボテン(イースターカクタス)の葉挿しも一本、これも発根が始まっているのを確認し、用土のミズゴケに水を含ませることにしました。 台所の窓際は午前中だけガラス越しの陽が当たり、他の部屋に比べると寒暖の差があまりないかもしれません。夏に近づき陽射しが強くなってきたので、ラップ剤の上を開放して中が蒸れないように気をつけることが多くなりました。
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三枚目の画像は、台所でのたたずまい。この先、梅雨が明けて陽射しが強くなれば、ラップ剤の中身が天井を開放してあっても蒸れたり高温になり過ぎないように置き場所を変える必要があるかもしれません。 話、変わって。 昨夕、ジャガイモの葉から大量に集めて小さなレジ袋に入れ、苦土石灰をまぶして袋を閉じておいたニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)は、かなりの数が生き残っていました。石灰類には多少の忌避効果があるかもしれませんが、ニジュウヤホシテントウを駆除するには程遠いという気がします。他の方法を、とサーチ・エンジンに相談すると、今のところ天敵は確認されていないという説が有力のようです。 他の手立てとして、ジャガイモ・ナス・トマト・ピーマン・唐辛子などと同じナス科の雑草であるイヌホウズキを(作物の周囲などに防波堤のように)バンカープランツとして畑の隅にでも植えておくと、彼らはイヌホウズキに集まり、作物の害が少なくなるという説がある一方、イヌホウズキなどにいたニジュウヤホシテントウがナス科の作物に移ってくるので除草剤などを使って雑草退治をした方がいいという説も。
posted by くーろ at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 植木・鉢物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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